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Nasrullah 1940
 Grey Sovereign 1948
 |*フォルティノ 1959
 ||Caro 1967
 || Cozzene 1980
 ||  Alphabet Soup 1991
 ||  |Egg Drop f.2009 メイトリアークS-米
 ||  Mizzen Mast 1998
 ||   Mizdirection f.2008 BCターフスプリント-米
 ||   Flotilla f.2010 仏1000ギニー-仏
 |*ゼダーン 1965
 | Kalamoun 1970
 |  Kenmare 1975
 |   Highest Honor 1983
 |   |Take Risks 1989
 |   | Tac De Boistron g.2007 ロイヤルオーク賞-仏
 |   Kendor 1986
 |    Literato 1986
 |     Alterite f.2010 ガーデンシティS-米
 Bold Ruler 1954
 |Boldnesian 1963
 | Bold Reasoning 1968
 |  Seattle Slew 1974
 |  |A.P.Indy 1989
 |  | Pulpit 1994
 |  | |Tapit 2001
 |  | | Joyful Victory f.2008 サンタマルガリータ招待H-米
 |  | Malibu Moon 1997
 |  | |Orb 2010 ケンタッキーダービー-米、フロリダダービー-米
 |  | Flatter 1999
 |  | |Flat Out 2006 シガーマイルH-米
 |  | Full Mandate1999
 |  | |Ron the Greek 2007 ジョッキークラブゴールドC-米
 |  | Mineshaft 1999
 |  | |Bond Holder 2011 フロントランナーS-米
 |  | Bernardini 2003
 |  | |Alpha 2009 ウッドウォードS-米
 |  | Majestic Warrior 2005
 |  |  Princess of Sylmar f.2010 ケンタッキーオークス-米、
 |  |             CCAオークス-米、アラバマS-米、ベルデイムS-米
 |  Super Concorde 1975
 |   Big Shuffle 1984
 |    Feuerblitz 2009 ローマ賞-伊
 Red God 1954
 |Blushing Groom 1974
 | Runaway Groom 1979
 | |Cherokee Run 1990
 | | War Pass 2005
 | |  Java's War 2010 ブルーグラスS-米
 | Candy Stripes 1982
 | |Leroidesanimaux 2000
 | | Animal Kingdom 2008 ドバイワールドC-首
 | *アラジ 1989
 |  Congaree 1998
 |   Jeranimo 2006 エディーリードH-米
 Never Bend 1960
  Mill Reef 1968
   Shirley Heights 1975
    Darshaan 1981
     Dalakhani 2000
      Seismos g.2008 バイエルン大賞-独

■Nasrullah系

 Grey Sovereign系ではCozzene産駒のMizzen Mastが3年連続で米芝G1ホースを送り出した。日本でも直仔トロピカルライトが兵庫ジュニアグランプリ-Jpn2を勝つなど実績を残している。もっと積極的に導入して欲しい種牡馬の1頭だ。

 Nasrullah系では最も大きい勢力のA.P.Indy系だが、2012年の20頭から7頭と、G1馬の数は大幅に減少した。しかし、Malibu Moon産駒Orbがケンタッキーダービーを制覇。意外にもこの勝利はA.P.Indy系にとって初の同レース制覇で、米国牡馬3冠レースも、2006年プリークネスSのBernardini、2007年ベルモントSのRags to Richesに続く3頭目。G1馬の数は少なかったがターニングポイントというべき年となった。有力種牡馬は豊富なので、また盛り返してくるだろう。

 Blushing Groom系ではAnimal KingdomがドバイワールドCを勝利。ケンタッキーダービー馬が同レースを制したのは1998年シルバーチャーム以来2頭目。米クラシックホースという意味では2008年Curlin(プリークネスS)に続く3頭目だが、オールウェザーになってからは初めてとなる。同馬はさらに芝マイルのBCマイル2着という異色の経歴の持ち主。母の父にAcatenangoというドイツ血脈を持つ血統構成も米調教馬としては珍しく、ちょっと企画外なイメージだ。既に引退し、早くも2013年からオーストラリアで種牡馬入りして2014年は米国で種牡馬生活を送る。種牡馬としてかなりの可能性を感じさせる存在だ。

 2012年はG1馬が出なかったNever Bend系はSeismosがドイツでG1勝ち。日本でも重賞勝ちが出ていない系統で、最近の落ち込みが目立っている。現在、これといった有力種牡馬が存在していないので、父系の継続も難しい状況になりつつある。




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