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種牡馬名
生年

勝利
収得賞金
(万円)
1
キングカメハメハ 2001 Kingmambo Mr.Prospector
179
371,809.60
2
フジキセキ 1992 サンデーサイレンス Halo
119
247,004.90
3
シンボリクリスエス 1999 Kris S. Roberto
118
238,443.40
4
クロフネ 1998 フレンチデピュティ Deputy Minister
154
237,244.50
5
マンハッタンカフェ 1998 サンデーサイレンス Halo
111
229,229.90
6
アグネスタキオン 1998 サンデーサイレンス Halo
101
214,730.80
7
スペシャルウィーク 1995 サンデーサイレンス Halo
83
208,275.40
8
サクラバクシンオー 1989 サクラユタカオー Princely Gift
107
200,961.10
9
ネオユニヴァース 2000 サンデーサイレンス Halo
96
186,458.70
10
ジャングルポケット 1998 トニービン Grey Sovereign
74
174,151.80
11
ダンスインザダーク 1993 サンデーサイレンス Halo
60
150,298.30
12
フレンチデピュティ 1992 Deputy Minister Deputy Minister
59
133,426.30
13
ステイゴールド 1994 サンデーサイレンス Halo
54
132,790.40
14
ゼンノロブロイ 2000 サンデーサイレンス Halo
61
130,971.40
15
グラスワンダー 1995 Silver Hawk Roberto
57
116,864.40
16
タイキシャトル 1994 Devil's Bag Halo
62
112,135.20
17
タニノギムレット 1999 ブライアンズタイム Roberto
54
105,649.30
18
ゴールドアリュール 1999 サンデーサイレンス Halo
59
100,489.30
19
ワイルドラッシュ 1994 Wild Again Nearctic
50
97,896.40
20
マーベラスサンデー 1992 サンデーサイレンス Halo
40
96,574.00
21
ホワイトマズル 1990 ダンシングブレーヴ Lyphard
39
96,281.80
22
ブライアンズタイム 1985 Roberto Roberto
49
95,920.20
23
アグネスデジタル 1997 Crafty Prospector Mr.Prospector
55
90,138.40
24
スウェプトオーヴァーボード 1997 エンドスウィープ Mr.Prospector
52
87,046.30
25
アドマイヤベガ 1996 サンデーサイレンス Halo
23
84,510.10
26
キングヘイロー 1995 ダンシングブレーヴ Lyphard
46
81,636.50
27
ファルブラヴ 1998 Fairy King Northern Dancer
46
76,385.40
28
オペラハウス 1988 Sadler's Wells Sadler's Wells
27
72,877.90
29
アフリート 1984 Mr.Prospector Mr.Prospector
41
69,056.00
30
チーフベアハート 1993 Chief's Crown Danzig
30
66,152.40
31
マヤノトップガン 1992 ブライアンズタイム Roberto
36
62,739.60
32
ロージズインメイ 2000 Devil His Due Halo
44
60,976.30
33
プリサイスエンド 1997 エンドスウィープ Mr.Prospector
27
57,671.50
34
バゴ 2001 Nashwan Blushing Groom
28
55,577.80
35
ディープインパクト 2002 サンデーサイレンス Halo
41
53,704.30
36
サウスヴィグラス 1996 エンドスウィープ Mr.Prospector
32
50,292.40
37
マイネルラヴ 1995 Seeking the Gold Mr.Prospector
28
47,668.60
38
デュランダル 1999 サンデーサイレンス Halo
34
47,043.40
39
トワイニング 1991 フォーティナイナー Mr.Prospector
24
43,552.80
40
ニューイングランド 1997 サンデーサイレンス Halo
16
40,542.50
41
バブルガムフェロー 1993 サンデーサイレンス Halo
18
39,187.10
42
Fusaichi Pegasus 1997 Mr.Prospector Mr.Prospector
18
35,480.20
43
ティンバーカントリー 1992 Woodman Mr.Prospector
21
34,980.10
44
フォーティナイナー 1985 Mr.Prospector Mr.Prospector
15
34,402.70
45
ボストンハーバー 1994 Capote Bold Ruler
20
34,281.40
46
ストラヴィンスキー 1996 Nureyev Nureyev
25
32,646.50
47
King's Best 1997 Kingmambo Mr.Prospector
5
31,570.60
48
ウォーエンブレム 1999 Our Emblem Mr.Prospector
12
31,351.60
49
カリズマティック 1996 Summer Squall Northern Dancer
16
30,639.10
50
フサイチコンコルド 1993 Caerleon Nijinsky
19
29,119.50


◆Native Dancer系初のリーディングサイアー
 リーディングサイアーはキングカメハメハが獲得。これは日本の生産界にとっては画期的な出来事で、15年続いたサンデーサイレンス系の時代が終わり、非Nearco系は1976年のパーソロン以来34年ぶり。Mr.Prospector系はNative Dancerまで広げても史上初となった。全体的にMr.Prospector系は13頭ランキングということで、頭数こそ変わっていないが、キングカメハメハがアパパネやローズキングダムの活躍で大躍進し、日本ダービーもKing's Best産駒の持込馬エイシンフラッシュが勝つなど、Mr.Prospector系の活躍が目立った年と言える。ただ、キングカメハメハとそれ以外のMr.Prospector系とは大きな差があり、サンデーサイレンス系が主流というのは当面変わらないだろう。

◆新しい血が続々台頭のSS系
 サンデーサイレンス系を含めたHalo系は、トップ3を独占した2009年に比べ、フジキセキ2位、マンハッタンカフェ5位と上位はやや落ちだが、Turn-to系としては前年比3頭増。ディープインパクトが2歳世代だけで35位にランクインし、デュランダルとロージズインメイが加わった。前年リーディングのマンハッタンカフェが5位、前年2位のアグネスタキオンが6位、前年7位のフジキセキが2位、前年3位のダンスインザダークが11位と、高いレベルの中で大きな動きを見せている馬も目立つ。ただ、前述のディープインパクトほか、前年57位から14位に入ったゼンノロブロイ、2年連続で皐月賞馬を出したネオユニヴァースなど、新しい種牡馬の台頭も著しい。将来的には“ディープインパクト1強”になる可能性も感じさせているが、しばらくはこの状態が続きそうだ。

◆ファルブラヴが上昇
 Northern Dancer系はクロフネ、フレンチデピュティのDeputy Minister系2頭が上位入りし、キングヘイロー、ホワイトマズルらのLyphard系が続く序列に大きな変化はない。目立ったのは46位から27位に上昇したファルブラヴだ。活躍馬が牝馬に偏るという傾向が変わってくれば、さらに上位に食い込んでくるだろう。また、昨年44位のGiant's Causewayが74位に落ち、Storm Cat系は50位から姿を消した。

◆エポックメイキングな年となったNasrullah系
 Nasrullah系は全体で5頭から4頭と減少したが、バゴ(34位)とエアジハード(53位)からビッグウィーク(菊花賞)、ショウワモダン(安田記念)と、初のGIホースが誕生し、サクラバクシンオーも8年ぶりに平地GI馬グランプリボス(朝日杯FS)を出した。この系統の筆頭であるジャングルポケットもジャガーメイルが天皇賞・春を勝ち、前年の16位から、初めてベスト10に浮上。4年連続でJRA・GI勝利となった。

 中でも大きいのがビッグウィークを出したバゴで、Blushing Groom系のJRA・GI勝ちはマチカネフクキタルによる97年菊花賞以来(のはず)。母の父サンデーサイレンスとの相性の良さも同時にアピールしたということで、“SS肌の相手”として有意義なアピールが出来たと言える。マイルGIでGIホースを出したサクラバクシンオーにとっても大きな進歩で、グランプリボスの今年の走りによっては“短距離種牡馬”にとどまらない評価に繋がりそうだ。

◆ワイルドラッシュに新たな幅
 その他の父系は、昨年に続きワイルドラッシュの1頭で、トランセンドがジャパンCダートでJRA・GI初勝利を飾り、27位から19位にランクアップした。これまでは“ダート種牡馬”のイメージが強かったが、ブラウンワイルドが小倉2歳S(GIII)で芝重賞も初勝利。活躍の幅が広がり、さらなる飛躍が期待される。




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