◆キングカメハメハの偉業
地方競馬のランキングはダートグレード競走での賞金が大きく影響するので、勝利数も大きな評価ポイント。1位のキングカメハメハはホッコータルマエのG1/Jpn14勝含む重賞7勝(約3億2000万円)が大きく貢献した。ちなみに、キングカメハメハは2010年、2011年にJRAのリーディングサイアーになっているが、地方・中央双方でのリーディング獲得はサンデーサイレンスやノーザンテーストでも成し遂げていないこと。交流競走の充実という、競走体系の大きな違いはあるが、この万能ぶりは評価に値する。
2位のサウスヴィグラスはキングカメハメハに100勝以上差をつける340勝。2位のクロフネは263勝なので、勝利数は圧倒的な数となっている。
上位10頭の顔ぶれがJRAとは大きく異なり、JRAで7頭がランクインするサンデーサイレンス系は僅か3頭となっている。とにかくMr.Prospector系が目立っており、16位までで、JRAの2頭に対し8頭がランクイン。ちなみに、JRAリーディングサイアーのディープインパクトは113位。出走332回で22勝しているので決して少なくはないのだが、出走馬の質が高くないということなのだろう。